こうして手紙の内容を話していると

初めて出会った夜や
将来の夢について話した夜
星を見上げて話した夜…
沢山思い出します。

走馬灯ってやつかな?

花火も楽しかった…

ずっとここに
居られたらと思ってしまう。


楽しい日々を過ごすと悔いが残ります。

未練が出てきます。

だからここらが丁度良かったのかも
しれません。

さっき悔いはないと言いましたが、
本当は嘘です。

悔いはあります。
内緒ですがww

実は俺は最初から
いつ消えるか知っていました。

夏休みの間でした。
こうしてこっちにいられたのは。

本当はまだ少しだけ
日にちはありました。

けど決めました。

この手紙を美玲が読んでいるとき
もう俺はいない。

だが大丈夫だ。

人が本当に死ぬのは
誰からも忘れられたとき。

でも悲しくて
俺のせいで泣いていたら
忘れてくれて構わないから。

笑っていて。

美玲は笑顔が一番だよ。