賢人は自分の他にもう一人、フェンス越しに選手達を見つめている者を見つけた。

その男の頭は綺麗な白金。端正な顔立ち。
背は自分と同じくらい。
まさに美少年というに相応しい彼からは
それと正反対の闘志のようなものを感じた。