『絢 もう着いたか?』
『おいっ、連絡すんの忘れてんじゃねぇよな?』
『家で、何かあったのか?』
『一日中勉強したから、具合でも悪くなったか?』
『まさか、忘れて風呂入ってんじゃねぇよな?』
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『絢、ホント…マジで心配だから、このメール見たらどんなに遅くてもいいから、連絡しろ』
……っうッ……ッん……ッヒ……
……………慧くん。
……………ごめんなさい。
あなたの想いが今頃、届きました。
ううん、……違う。
だいぶ前に届いていたハズ。
それを私が見ないフリしてただけ。
自分の気持ちに気付かないフリをしてただけ。
たとえあなたに、
私の心を届ける事が出来たとしても、
もう………あなたは……
受取る事すら…しないんだよね?