唇が離れても恥ずかしくて、

どうしていいか分からない。

恥ずかしすぎて…

彼の顔をどんな顔して見たらいいのか。

怖くて……目が開けられない。






「絢?」

「…………はい」




ゴンドラが揺れ、

甘い香りがふわっと香る。



腕に何かが触れた気がして…

そっと瞳を開けてみた。




すると、隣りに彼が。





「たまには、俺んち来いよ」

「へ?」

「勉強……教えてやる/////」

「えっ?」

「なっ?///////」

「…………はい///////」




顔が赤く見えるのは気のせい?

口調はいつもと変わらず俺様だけど、

表情が柔らかく感じるのは、私の自惚れ??