始業式から3週間。




ウチの学園は体育祭モードに入った。


彼はクラス委員をしているらしく、


体育祭の実行委員と共に忙しいらしい。






「絢?」

「ん?」

「もうちょっとの我慢だよ?」

「……うん」





ゆずには打ち明けた……自分の気持ち。

体育祭が終了したら、もう一度彼にぶつかってみる事を。


我慢……ガマン………

体育祭が終わるまでの……




彼は学業特待生。

中間テストと体育祭。


今、私が彼に告白したら…

今よりもっと大変な想いをさせてしまう。



今は……我慢………

……………もう少しの……。