ついに時は来てしまった。

辺りが暗闇に包まれた夕時。
私は奈苗と教室にいた。

「なんていえばいいの?」
「普通に好きでいいんじゃない?」
「言って何の意味があるの?」
「へ、、、?」

私の質問に凍りつく奈苗。

「もしかして初めて?」
「うん、告白ってなんのためにするのかよくわからなくて。だから今まで一度も
言ったことない。」