夢の話を切り上げ、私達は他愛ない会話をしていた。 「そう言えば、宿題やった?」 「勿論♪ 『私達を取り巻く環境とそれに対する展開』でしょ?」 「そう! 難しくなかった?」 なんて会話や 「昨日のアレ見たー?」 「あ、歌番?」 「うん☆ やっぱりクライシスはサイコーだよね!!」 校門が見えるまで、私達はとるに足らない会話を続けていた。 ………あの男に会うまで……