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……如何でしたか?
これでこの乃愛のお話はお仕舞いです。


あ、少し捕捉をしますと、彼女、遠藤乃愛は無事に結婚し、ふたりの子どもに恵まれました。


男の子ひとりに女の子ひとり、その子ども達は母である彼女の期待通りに趣味へと歩んでくれました。




……そのふたりの首筋に、星形のほくろがあったということは、実はよく知られていません。




乃愛はその後、誰からも愛されるような存在になり、最愛の旦那と、ふたりの子どもに看取られて亡くなりました。しかしその晩年の生活は、旦那にも子どもにも分かりませんでした。



後の話ですと、乃愛は晩年、璃菜そっくりの少女と暮らしていた、という説もあります。



……ふふっ、詳しいことはまた後日。いずれまた、皆さんとは何処かで会える気がするので、その時にゆっくりお話しましょう。



……このお話は、そんな彼女の、とある時期の、物語です……。



-the End-



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