「んっ……」


突き刺すくらいの太陽の光に目が覚めた。


「おはようございます、姫様」


カーテンを開けたのだろう、その人物は言い優雅に一礼した。


「……おはよ・・・ございます……?」


まだ寝起きで思考が追い付かない頭で答えると、ふふ、と笑われる。


「朝食の用意が出来ていますよ」


その人、私専属の召使であるイザヤは言うとパチン、と指を鳴らした。


「朝食を食べたら、朝の謁見でございます」