―――――――……
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「ただいま」
「…おかえり」
私のベットの上で寝ていたリオは私を見るなり、にやっと笑った。
「今日はどうだった?」
「リオの言うとおりにしたら、アドレス聞かれたよ」
「だろ?さすが俺」
みなさんはさぞ混乱しているでしょうから、今から詳しく説明します。
さらさらな黒髪に猫耳。
高い身長に筋肉質な体。
きれいな目に通った鼻筋に小さい顔。
この人は私の彼氏でもなく、
友達でもなく、幼馴染でもなく、お兄さんでもなく…。
じゃぁ一体なんだって話なんだけど。
それでは、時間をさかのぼってみましょう。