『そう思うだけだし』
の返事の後は、
『フーン』だった。
そう言うときは何かを考えてるだろうから俺は黙ったままにした。

彼女は数分間考えて居たが一言弱々しく呟いた。「これからどうすれば良いかな?」
弱々しい声に俺は
「前に行くしかないんじゃないの…と言いたいけど、今の状態だと待つしかないな。」
こう答えた。
励ます気は無かったが、なんとなく声に張りをだしてる自分に戸惑った。「うん。今はそれしかないか」
俺の戸惑いとはよそに、答えるコイツに『空気読めよ』って感情は無く少し安心感を覚えた。
今は元気になりつつあるな。って長年の感で判るからだ。