究所の仮眠室は、電気が消され、二人きりの夜が始まった。
無音の中、甘い吐息だけが聞こえる夜。
二人の時間、蜜月が訪れた。
「愛してるよ」
綺羅の言葉に涙が出た。嬉しい涙。
「私もだよ…。」
鈴をそう言うと甘い吐息を吐き出す。
蜜月、今まさに二人は蜜月だった。
幸せの中で鈴は、綺羅に身をゆだね夢心地に包まれた…。

☆完☆