「やっと。 触れられた!」 「え…。」 あ…。 なんだかわかった気がする。 今まではただ思うだけだった。 触れたくても。 会いたくても。 本当のことを言えない。 そんな関係の友達時代。 あたしだけじゃないんだ。 莉雨も同じだったんだよね。