あたし今までお姉ちゃんの何を見てきたんだろう。 「琴音!」 「なにー?」 「こっち来いって!」 「えー! っん…・あ…」 急に手をひかれ、あたしは熱いキスをされた。 腰に添えられた莉雨の優しい手。 急すぎてどうしたらいいか。 わからなくて。 ただついていくだけで精いっぱいだった。