「大丈夫。 なにかあったら守るから。 俺の気持ちは変わらないし、揺るがない。 約束するよ。」 その一言を聞いて。 少しだけど気持ちが落ち着いた。 あたしってば…。 ひとりじゃないってことを忘れていたのかもしれない。 あたしだけじゃない。 莉雨だって本当は怖くて。 自信なんて全然ないってこと。 でもあたしたちの進む未来のために。 言わなくちゃいけないってこと。 向かわなくちゃいけないってこと。