兄貴がいなくなり、琴音は下に一人でいた。







兄貴はコンビニでも行ったのだろう。







あいつの悲しそうな横顔が今、俺の瞳に映る。




「こ・・・琴音!」


「え…。
莉雨!?」




見られてるなんて思わなかったんだろう。







びっくりした顔をして、うつむいた。