「あたしには莉雨が必要です。」 あたしは胸をはって、莉久さんに言った。・ 莉久さんは笑った。 そして、あたしの背中を押した。 「琴音…」 あたしたちが話していたのは莉雨の家のした。 家のしたということは誰にでも見られるということ。