莉久さん…。






ありがとう。







あたしは莉久さんの思いをしっかりと受け止めようと思った。





「ありがとう。
莉久さん…。
でもあたしには莉雨がいる。
今だってこれからだって。
あたしは莉雨と生きていきたい。
莉雨の笑顔があたしをすくう。
莉雨の涙があたしを強くさせる。
莉雨があたしを動かすの。
成長させるの・
だからね…」





莉雨。






莉雨のお兄ちゃんは素晴らしいよ。



「素晴らしくて、誇れる人なんだよ。」