「今日お前、泊まってったら?」

「え いいの?」

怜音に急に言われて
戸惑ってしまう。

「いいよ。気にすんな」

「う………ぅん」

「俺のスウェットでいい?」

怜音が黒のスウェットを
私に渡した。


「ありがと」

「気にすんなーって!」

「うん」

怜音はニカッて歯をだして
笑っている。