「お邪魔します………」


「………いらっしゃい。」





無口な店主さんが営む、何でも屋さん。



此処には基本的に輸入品が置かれていて、食品、日用品、雑貨と、とても幅広く豊富だ。



そして何よりも嬉しい事は店主さんはこんな黒尽くめの私を見ても顔色一つ変えないで居てくれる事。





「今日は何を買いにきたんだ?」


「えっと、これを…」





買うものリストのメモを渡す。





「…揃えておくから、適当に待ってて。」





笑顔一つ見せない無愛想な人だけど、何故か話していると心が温かくなる不思議な人。


私は店主さんの言うとおり店内を探索し始めた。