また学校に行くと自分の席の周りだけやたらと紙くずだらけ。

よく見ると机は暴言を書かれていた。

『嫌だ…』
あたし…木之本 桜は後ろに後退りながら言い放つ。

「え?」
そして笑い含んだ声でクラスの人が聞き返す。
いや…もうこんな人はクラスの人じゃない。

『もう…嫌だ。…嫌だ!』


そして目には涙。
そのまま駆け出す。

ついたのは屋上。
1番人気がないからここを選んだ。


桜はしゃがみこみ
静かにただ独りで泣いている