「ねぇ……………どうしてなの??」


「彩海??」


「どうして他の子よりあたしに告白してきたの??」


「それは俺が彩海を好きだからだよ。」


「じゃあ、琉斗は好きでもない子とキスをするの??」


その瞬間、琉斗の顔が少しだけ曇った。


なんで何も応えてくれないの??


「彩海、俺は彩海の事が好きだよ。」


「他の子と同じでしかないでしょ??」


「同じ??」


「いつもの遊びでしょ??」


自分で言ったはずの言葉が胸に突き刺さった。


あたしの言葉に琉斗は………………。


「どうしてそんなこと言うんだよ。」


そう切なそうに言った。


「あたしが聞きたいよ……………。」


あたしは琉斗に近づいて琉斗の頬に優しく触れた。


やっぱり綺麗な髪だな…………。


あたしの瞳から涙がポロポロと落ちていく。


「琉斗、あたしが昨日。ここで待ってたの知ってる??」


「待ってた??」


「そう、琉斗が来るのを待ってたんだよ??」


「なんで……………??」


「昨日は何の日か覚えてないの??」