「1000万…いや、1億だな」




「…用意…すれば……いいの?」




「用意出来るのか?」




小さく頷くとそこにいた全員が目を丸くした



もちろんそんな大金用意出来るはずないけど



この場を乗り切るにはこの方法しか思い浮かばなかった




「百華…それマジで言ってんのか?」




龍司くんが詰め寄ってきた




「い…いちおく…でしょ…?」




「おぉ。」




「用意する…だから…撮影はやめて」




静かな口調で全員を睨むと




男たちは一斉に笑い出した