「あぁ!?」

結城は…正直言って昔から授業を
サボる癖があるようで。
結城のお母さんに見張り、
頼まれてるんだった。

「沙耶…実は頭痛が…。」

「はいはい、行ってきな。」

もちろん、沙耶には事情を話していた。

「ありがと!」

鞄を階段下に投げつけ隠し、
全力疾走する。