私が金髪に戻したのには理由がある。
金髪を隠す意味がなくなったと感じたのと、もう一つ。

少しだけ、素直になりたかったから。

「私は結城の事が好き。それはあの頃と一緒だよ?」

「俺も・・・髪だけじゃなくて茉優の事
・・・・・・愛してる。」

そういいながら唇を重ねた。
触れるだけの軽いキス。
だけど今までのキスなんかよりもっと愛を感じられた。