「頑張るから、留年するなよ?」

「私はそこまで頭悪くないもん!」

今まで、幼馴染として過ごして来た時とは違う距離感。
ぎゅって抱きしめてくれるその腕が大好き。

おもむろに結城は私の髪を梳き、呟いた。

「俺、この髪好きだな。」

「・・・髪だけ?」