朝食をとりに広間に行くと

既に、お母様とお父様は席についていた。


それを見て余計に気が重くなった。

「おはようございます。お父様、お母様。」


「早く席に着きなさい。」


ほら、ね。

お父様は私に目もくれずに食事をしている。

お母様は私をまるで邪魔なものを見るような目で見てくる。


家の中ですら、私に安らぐ場所はない。