あの悪口も完璧に収まって、今では私と凛也くんが一緒にいるというのが当たり前の光景になってきた。


体育のときとか、凛也くんと離れたときに一緒にいてくれるのは、いつも一人で本を読んでる美香ちゃん。



いつも凛也くんと一緒にいる私とは違って、美香ちゃんは一人が好きみたいだ。



だから、お互い仲が良いと言えるような女友達がいない私たちは、自然と2人組を組まされるようになっていた。




そんな関係の私たちが仲良くなったのは、今までのあの静かな雰囲気はなんなんだっていうぐらい急激な、予想外の出来事で、だった。










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