橋本くん…? 教室に来ていなくて、 欠席扱いされていたはずのあの人が 私のいつも座っている大きな木の木陰に くつろいでいる。 偶然かな それとも もしかして… 橋本くんはすぐにこっちに気づいた。 そして、私がくるのを分かっていたように 右手を上げた。