授業が始まっても、橋本くんは教室に来なかった。 いつもより、いまいち集中できない。 気がつけば教室のドアを見ては 何とも言えない気持ちになっていた。 お昼ごはんの時間、 私はいつものように学校裏にむかった。 長くのびきった草をかきわけて 汚い泥道を通り抜けて、 いつもの場所についた。 すると、 全く想像していない光景が目にとびこんできた。