「・・・なんのつもりだ」


 真っ赤に染まった頬を隠すように


「・・・ばいばいのチュー?」


「す・る・な」


 壁に手をついた美里くんに、かぶせられるような体制の私


 こ、これは傍からみると相当・・・相当・・・


「・・・ごめんね」


 サラ・・・


 私の髪を梳いて、美里くんは腕を壁から離した。


「続きは今度だねー☆」


 壁から離しただけだった。


「・・・っお前っ」


 バッ

 
 逃げ出そうとする美里くんを追いかけようと振り返った。


 すると