「・・・!」



 すごく、綺麗な人と目が合ってしまった。



 繊細でお人形みたいな人だった。



 入学式の日にすぐ仲良くなった友達は、そのひとのことを知っていたようだ



「あぁ、花澤先輩のこと?花澤先輩綺麗だよね」



「花澤・・・さん」



「みんなそう呼んでるよね。三年の先輩ですら”花澤さん”って呼んでるよ」



 彼女に、憧れた