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次の日



「座れー」


誰かの大きな声が聞こえる


誰か、なんてわざわざ考えなくても、先ほど鳴ったチャイムはホームルームの始まりを告げるものなので容易に担任だとわかる



机に伏せていた頭を起こし、机に肘を乗せ、手に顔を乗せて前を見る



規律、礼のあいさつを無視し、ぼんやりと前を眺め、先生の連絡を何となく聞く


ふと窓の外を見てみた