それはもちろん…、スウェーデンリレーのところであった



チッ、と小さく打った舌打ちが、裕斗の、じゃぁ次ー、という大きな声にかきけされ、余計に苛立ちを増幅させた




担任は、体育会系な熱血教師である



つまり、自分のクラスが優勝するためならば、例え生徒種目が嫌々決まってしまったとしても、1人嬉しそうな顔をして見ているだけだった







裕斗と担任




なんて危険な組み合わせなんだ…



この際、俺は薄く笑うことしかできなかった