「…んだよ?」


小さく声を出し問えば、待ってましたとばかりに勢いよく開く祐斗の口



「昨日の女、どうだったんだよ?」



楽しそうに聞く祐斗からもう一度視線を外し、今度は空を見上げた



「…別にフツー」



机に肘をのせて手の甲に顔をのせる



「フツーってなぁ…

ヤったんだろ?」



教室の端とは言えども躊躇なく吐き出されたその言葉


「あぁ」