そしてサッと部屋から出て、出入り口へと向かった



ジャンジャンといろいろな扉からこぼれ出る音を聞きながら、足を進める



受付に戻り、順番待ちをしている人が座るテーブル席の、誰も座っていないところにコップを置いて俺はカラオケから出た



外に出た瞬間ツッと寒さを感じる



まだ春の夜は寒い


学校を出た時よりも暗くなっている夜空を見上げながら、ふうっと一息ついた




その時