「でも……」




私今全然眠たくないし。




すると、杉崎君がぐっと顔を近付けて来て私の唇に人差し指を置いた。




「!???」




私の頭は大混乱。
杉崎君は急に小悪魔みたいな笑顔で、





「……俺にお礼したいって言ったの、実音ちゃんだよ?それとも今は授業に参加して、放課後ゆっくりお礼してもらおうか…?」





と、私の鎖骨をなぞる。




ひ、ひぇ!?
これ……杉崎君!?




「わ、分かった!!今から2人でお昼寝しよ!!」




私はこれ以上は危険だと察してそう言った。