「てか、買いたいものがあるって言ってたけど……何が欲しいの??」


「それは秘密だよーっ」


意地悪そうに笑う杉崎君。



「え?!何で!?」


「実音ちゃんに言いたくないから♪」


何なんだろ?
杉崎君の欲しいものって……





「ごちそうさま!!んじゃ俺、教室帰るね!!」


「うん、またねー!!」



ごはんを食べ終え、杉崎君が去って行くのを私は見つめていた。