「んじゃ、帰るか。」
「うん!!」
そして私は夏樹と通学路を歩き始めた。
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そして私の家の前に到着。
「んじゃ、またね。今日はありがとう。」
「そんなにお礼ばっかり言わなくて大丈夫。俺はお前の幸せを願ってるから、お前の恋が少しでも進展するようにしたまでだ。」
………………はい??
「………恋って………何の話してるの?」
私、今まで恋したことないのにいきなり夏樹は何を言い出すのか。
「……あれ、もしかして自覚してないのか。なら、良いや。じゃあな!!」
「ちょ…っ、夏樹!?」
夏樹は自分の家に逃げるように入って行った。
自覚って何よ………