「そんなことない!!………私なんかを助けようと思ってくれただけで十分だよ。」





「実音ちゃん………」





絶対杉崎君が来てなかったら、いくら私が強気になったといえ、軍団で殴られたりしたら絶対に勝てなかったし。






「……ありがとう!」





私の心の中には杉崎君への新たな想いが芽生え始めていた。






………今まで経験したことない。






「実音ちゃんは優しいね…だーいすきっ!!」





杉崎君は私に抱きついた。






私はそんな彼を愛しく思った。