「本気だよ!!」




杉崎君が怒鳴るように言った。





「俺は……入学式で実音ちゃんを見てから………ずっと………」






「嘘……っ」






私なんか可愛くないし、美人でもないし……どこがいいの??






「だから俺は……さっきたまたま下駄箱で会った実音ちゃんの幼なじみに状況聞いて……飛んできた。」






夏樹が……??
ギャル軍団に何かやられると予想して、杉崎君に伝えたの……!?






「……ごめん。気づいてやれなくて。実音ちゃんの幼なじみに言われてなかったら気づかなかった。俺……かっこわる。」




杉崎君は下を向く。