───そして。


「え………ここ?」



「おう。」



着いたのはボロボロの工場みたいな建物で、誰も人の気配はしない。



「さ、中に入るぞ。」



「う、うん…」



私は杉崎君に手を引かれて建物の中に入った。



中に入ると階段があって、その階段を駆け上がった。