キーンコーン───





授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。





もう戻らないと……





「杉崎君、私教室に戻るね。」






「おう。じゃ、また昼休みと放課後に行くから。」





「うん!」





そして私は軽い足取りで教室へ向かった。