「瑞稀さんも……杉崎君の幸せを願ってると私は思うよ。だって……自分を犠牲にしてまで杉崎君を守るぐらい、杉崎君を好きだったんだろうから。」 「そう……かな……」 と、杉崎君は空を見上げた。 「………実音。」 「ん?」 杉崎君の目を見つめる。 「………もう一回、付き合って下さい。」 「………うん!!」 私は突然の告白に驚いたけど、大きく頷いた。