ガタン───





屋上に入り、ドアを閉める。






何で……こんなことになっているのだろうか。





夢じゃないのかな…とほっぺたを抓ったけどやっぱり……






「………痛い。」





現実なんだ………





「実音。」





杉崎君が私から手を離し、言葉を発した。




「な、何……」





すると───





「きゃッ!?」





杉崎君が私を抱きしめた。





どーなってるの!?