「夏樹、一緒に帰ろ♪」






「おう!」






夏樹に寄り添う実音。






何で………






そして───






「………あ。」






今、夏樹と目合ったし。






そして夏樹は俺が見ていると知っていながら実音の手を握った。






実音もその手を振り払う様子もない。






嘘……だろ。