───そして帰宅後。






そうだよな……日高の言っていることは全部本当だ。





俺が……瑞稀を殺した。






なのに俺は実音の言葉に甘えて、幸せになって……最低だな。






「でも…っ、別れたくねぇーよ……っ」






俺はいつの間にこんなに実音のことを好きになっていたのだろうか。





好き……だけど。






もう…別れるしかないんだ。






俺はそう決意し、日高にメールをした。





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ちょっと明日の放課後
会えないか?


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俺は…せめて朝だけでも実音と過ごしたくて日高にあえてメールで答えを言わなかった。