「実音……よくやったね。」






雪菜は私を優しく抱きしめてくれた。






「んじゃ……もう帰ろっか。」






「うん……」






私と雪菜はショッピングセンターから出た。






今思えば……さ。






杉崎君が朝から様子がおかしかったのは……気のせいじゃなかったのかもね。






もしかしたら……もう私じゃなくて日高さんが好きなのかも……





同じ中学って言ってたし、仲良かったんだよ、きっと。





もう……私と杉崎君は……