「実音……追いかけよ。」 「え、ちょ、雪菜!!」 雪菜は私の腕を掴んで走りだした。 そして私たちはカフェを出て、杉崎君達を尾行した。 「ねぇ、雪菜もう帰ろうよ……」 私は見たくなかった。 杉崎君が他の女の子と出かける姿なんて。 「でも、もしかしたら浮気じゃないかもでしょ!!」 雪菜にそう言われ、大人しく尾行していると2人は私たちが行ったのとは違うカフェに入っていった。