「んまぁ…そうだけど……」
私のお母さんは朝に弱くてなかなか早起き出来ないから、いつも私が弁当を作ってる。
まぁ、料理好きだから良いけどね。
「すっごく美味しかったよ!!」
彼は輝く笑顔で言った。
不覚にもドキッとしてしまう。
いや、でもこの笑顔は偽物かもしれない。
「あぁ……そう。ありがとう。」
素っ気なくお礼を言った。
本当は褒められて嬉しいけど、明るくお礼とか言うキャラじゃないし。
「美味しかったからね、明日から俺のも作ってよ!!」
「何でよ?!自分で昼ご飯ぐらい用意してよ。」
今日は何かと疲れるわぁ〜……
誰かさんのせいで。